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[2010年12月17日] 
小さな絵の物語21〜25     絵と文、桑原健一
夢のつづき 21 カラスの都市

カー君と飛びながら話をする 政治の勉強をしたいので留学するらしい カー君は地方出身の下級戦士の生まれ、頭も体格もいいので抜擢されての選出らしい 龍馬風にブーツを履いている 
やがて派手な都市が見えてきた 放送が流れた、入国許可書をお持ちの方はそのまま飛行して塀の中へ、入国審査希望の方はフロントロビーで書類審査を受けてください 入国ナシ上空通過の方は飛行高度を1000m以上に保ち静かに運航してください。なお広報活動での飛行は有料とさせていただいております
ケンはロビーで観光滞在のコースで1日を選んだ、有料コースはカラスバスに乗って案内付きだ。無料の場合は終日上空散歩のみで着陸は禁止のようだ、長期滞在の場合は申請基準がむずかしいらしい
申し込み審査が終わって手荷物検査を受けるが裸なので難なくパス、塀を越えてカー君と落ちあい観光飛行、、、つづく

 
夢のつづき 22 総本部

ここが本部、テロ対応で山の中に軍の基地が埋め込まれている環境にやさしい国会議事堂 あらゆる部族間の問題の総括司令塔 カラスの姿は見えないがどうしてなのか問うと カー君が言うには、上空からは我々の姿が見えないように都市計画されている 観光目的のモノに情勢などが解かり難いように配慮されている カラスの首都には2億カラスが仕事や生活をしている カラス族の発展のために頭脳開発や医療や福祉機関、今は食料問題が大きなテーマという
観光資源も豊富でカラス族以外の共存生物にも広く門戸を開いている、、、つづく
 
夢のつづき 23 古い町並み


次に回ったのは、古い都市の町並み保存地区 観光や視察のスポットで元は人類が建造したものらしい 建築材の研究所や博物館、集会の場として活用されている 上空からは見えないが人類の遺産のなかで地下街が有効利用されているという 全体的に町は派手な色調で縁取りに光モノを回して照明もキラキラしたものが多い
カー君に歴史のことを聞いてみる 
(質問)人類の住む町を戦いでカラス類が占領したのか
(答え)山を動かす英雄が現れて、カラス類が勝利したとの説もあるが 人類とカラスは共存していたが人類が衰退したタメ、カラス類が繁栄進化を遂げたとの説が有力とされている、、、つづく
 
夢のつづき 24 住居

高層の建物は森をイメージしている 日当たりや風の通りが良く、夜が快適と言う 素材は自然素材や特殊に開発されたファイバーを骨核としたコンクリートのような再生可能な固まる溶液らしい 色は派手目が多い
首都の2億カラスの移動手段は飛行である、介護が必要になって飛べなくても建物の内部は回転寿司のようにルートが敷かれている、もちろん空中で回転するので安心して移動できる 基本的には荷物や連絡も全て回る空中ルートで可能でる、誰でも使用可能で移動記録が残される
近年は都市部でも通路や床は屋内屋外問わず土に戻されている、元々車道や歩道は必要がない社会なので土に戻せば食料自給率が上がる政策らしい、、、つづく
 
夢のつづき 25 新しい町

最後に新しく開発されている地域を見学 土の大地の上に宙に浮いた形で施設が建設されている 赤い大地から種の引っ付き虫が飛んでくる被害が多いので平野部では床を10m以上と定める基準が制定され、苦悩していると言う
カー君の話では地方の暮らしは不安定で部族間の争いも多く指令本部への批判も多い もうカラス類だけでの上下関係や争いをやっている時代ではナイ、ワシはカラス社会の仕組みを変える為に努力をすると力を込めた、カー君は自由に大空を跳び、隣国と対等に付き合うチュウゼヨ、チュウガーキーなどと叫んだ、、、志士か
 
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