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[2010年12月18日] 
小さな絵の物語16〜20     絵と文、桑原健一
夢のつづき 16 大砲

高さ150mの食虫食肉植物の林を飛び越さなければならない、敵の武器オシベも150m伸びると考えて飛行高度は500m程度と想定、ケンは空港でジェットが旋回して離着陸するように最初ナナメ45度の角度で反対方向に上昇し始めた 敵の頭の位置まで高度が上がって大きく右旋回で加速させながら敵の頭上に向けて上昇、真正面から立ち向かった
敵の先頭集団の頭上にさしかかった頃は高度も約500m以上でトルネード無しの飛行だが、スピードにも乗ってきた しかしその時驚くべきことが起こった、食虫食肉植物の先端から黒い玉がボンボンとケンを目がけて飛んでくるではないか 物凄い一斉射撃でしかも大玉、当たればイチコロ ケンは必死で玉を避けて飛んだ 大きな植物の大砲から発射された玉は上空1000mに達し、驚くことにフラフラ落ちてきて元の筒に帰っていった
玉は透明感があり不気味、針のような硬い毛のようなものがイッパイ出ている、ケンは低速のフェイント飛行に切り替えた、、、つづく

 
夢のつづき 17 バリア

低速飛行でフェイントモーションで飛んでくる玉を避けながら進む、落ちてくる玉にも注意が必要で簡単に前に進めない また玉自体から武器が出たり爆発する危険性もあり派手にトルネードで吹き飛ばせない、ケンは落ち葉のバリアを張って飛来物を素早くキャッチしながら高度に変化をつけた飛行スタイルに変更した
しかし敵の撃墜能力は高い、ケンの移動軌跡を段々読んで来ているようだ 赤い大地に動物の姿がない理由が解かった、敵が青い玉を追加砲撃してきたのだ 四角い上部に目があり青い光線を出している。青い玉はケンのバリアの近くまで来るとスピードを落として飛行物体の背後に回る性質があり、どうも追跡型の撃墜弾のようだ 噂ではクラスター爆弾搭載とのことで危険性も高い。廃絶希望
追われる身となったケンはバリアを解き放ち、ゆっくり落ち葉のトルネードを下半身に移行させ垂直に上昇、追撃弾を抑圧しながら未知の高度1000mを目指しスピードを上げた、、、つづく
 
夢のつづき 18 再会

とにかく前にも後にも飛べなくなったケン 下からの一斉砲撃をかわしながら玉が届かないところまで高度を上げる作戦 800m近くになると気温が違ってきた、高度1000m近くに達したとき砲撃玉の中に入ったカラスを見つけた この前追い越して飛んでいったカラスだった 痛い、痛い助けてくれと叫んでいた足と尾羽が少し出ていたので、思い切り引っ張ってみた 羽も半分ぐらい抜けて血もたくさん出たが抜け出た、手を離すと急降下していったが気がついて再び飛び始めた カラスにとっては1000mなど関係ないようだ 
ケンが再び飛び始めた瞬間、カラスを抜いた玉がケンの背後から腰の辺りに静かに密着してきた、カラスが早く外せ危ないぞというが自分の腰に付いた玉は力が入らず外せない 両手を後に回して玉をつかむが針が邪魔をする だんだんケンの体に玉が食い込んできたのか激痛がして重みが増しているようだ ケンは上昇することが出来ず砲撃を避けるだけで精一杯だった
カラスのカー君はオトリになるからケンは上昇するんだ、モット上空に行けばハヤテも来るハズだ一緒に飛ぼうと励ましてくれたが 

 
夢のつづき 19 名案

腰に玉が付いただけで重くて自由に飛べない、段々高度が落ちてくる このままでは食虫食肉植物の餌食になるだけだ 何とかしなければ カー君がいうには玉は当たったとき爆発しなかった、段々玉に入られてきたが痛いだけで直ぐに殺される気はしなかったと言う ケンは飛んでくる玉を色々観察していると緑色も落ちてきた、手で触ると硬い針の先が特殊な形状で大きさもいろいろ 観察の結果、引っつき虫の進化したものだと確信した 玉はタネで、飛んでくる獲物に引っ付き動物を養分にして大きく育つのだ 動物の場合は羽や毛に引っ付く、人間の場合は衣服に引っ付く、と言うことは脱げばいい、ケンは玉が半分かかったズボンを脱ぎ捨て、食い込んだシャツも無理矢理はがした、血がいっぱい出て激痛
 
夢のつづき 20 飛行スタイル

激痛や出血を我慢して腰の引っ付き虫をもぎ取ったケンは裸、詳細に描けないのが残念ですが、左がちょっとメタボ気味、まだケンは少年なので右ぐらいとお考え下さい
もうスッポンポンなので引っ付き虫に狙われれる心配はない、もう恥ずかしさはない、体の中心の肉棒で出来た垂直尾翼がピンとした時、ケンに新たな力が沸いてききた ケンは静かに上昇しはじめた、垂直尾翼の先端で風を切りながら空を飛ぶケンは自信が付いたようだ
ケンは落ち葉のトルネードで派手に上空1000mにたどり着いた、更に高度を上げるとカー君に合流した
彼はこの林の向こうにある別のカラスの一族のところへ留学すると言う ケンは何処へ行くのと聞かれた
ケンは目が覚めたら一人だった やがてハヤテが来て、日の沈む方向にみんなが待っていると言うので飛んで来た、これから高い山を越えると言った
とりあえず2人で林の向こうの一族の森を目指した  
 
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