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[2009年06月15日]
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お待たせカブール便り 3 小野由美子 |
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カブール・鳴門テレビ会議
6月9日、現地時間1時、日本時間5時半から、テレビ会議シス テムでカブールと鳴門教育大学とをテレビ会議システムで結ん で、物理の遠隔授業が実施されました。
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参加者はカブール市内のTTCから2名、サイエンス・センターから2名に加え、遠くバーミヤンTTC(バスで10時間)、ジャララバードのTTC(バスで4時間)からも参加し、合計6名。それにダリ語通訳のディーバさん(奈良女子大学大学院修士課程修了)、近森先生。私は撮影かかりとして途中から参加。 |
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鳴門は本田先生(物理学)、米澤先生(カメラ係で姿が見えず)。
テーマは運動をグラフで表す、というもので、時間と距離、時間と速度の関係をグラフで表しました。本田先生が日本語で講義し、それを近森先生が英語に直し、英語をディーバさんがダリ語に直す。参加者の質問はその逆。途中から、英語を省略しました。それくらい、専門に関してはディーバさんの日本語能力が高い、ということです。
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一次方程式なんて簡単と思っていました。ところが、、時間と速度の関係をグラフで表すと変化しませんが、進んだ距離が面積としてあらわされることを発見すると、参加者から、一様に「お〜」という驚嘆の声が漏れました。
今回は通信事情がよかったので、音声・映像とも途切れることなくスムーズでした。解決すべき事柄は多いですが、今後の可能性を示してくれた試みでした。
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