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[2010年12月12日] 
小さな絵の物語46〜50     絵と文、桑原健一
夢のつづき 46 語り

ケンはなかなか暖炉に飛び込めない、母が生まれた国だから心配はないのだろうが、もし母のヤスリに会えれば131歳で人間で言うなら年金不正受給の年齢でもある ケンは心は複雑だった
暖炉の前でカプセルのモリューニョが語りだした、ショーンは環境デザイナーを目指していて、岡ちゃんと呼ばれ皆に親しまれていた 常に海や空、大地と人間の関わりを考えて活動して主に山や森が専門、大きな石や山を宙に浮かせて移動させる作業では世界的レベルの達人、岡ちゃんが宙に浮かせた大地には動物や鳥なども安心して付いて来た それが一番大切なことなんだと語った 移動させた山を別の場所にドスンと落とすのではなくて、、、つづく
 
夢のつづき 47 不安な未来

確かに父は仕事の出来る有名人だったのだろう、しかし今のケンには目標がない100年の歳月の重みを感じて自分が何をすれば良いのか解からなくなっている
(モリューニョ)ケンの名前のことなんだけど正式にはケインなんだ ケンにも色々ある賢、憲、研、健、謙などが多いが当時はチョット洋風主流だったんだ 
(ケン)母が名付けたんだね、イチゴが好きでパンティーはイチゴが付いていてストッキングはコオロギのデザインだった、太ももにゴキブリに見えて気持ち悪かった
(モリューニョ)だんだん思い出して来たね 旅で怖い思いをしたので今は暖炉の前で過去を振り返るのもいい、十分考えてケン自身がこれから結論をだすんだ
(ケン)これからモリューニョはどうするの? 人類の歴史を記録して保存する役割でもあるの、暖炉の炎で動作するのならここで暮らすの?それともお父さんに僕の話し相手に頼まれたの?
(モリューニョ)正直に話そう、私は宇宙の誕生の研究の権威、柿の葉博士+チーム3×3=9(サザンはキュー)によって生み出された宇宙パイロットなのだ、
 
夢のつづき 48 モリューニョ

柿の葉博士とチーム3×3=9(サザンがキュー)は地球創成の謎、宇宙の神秘を解き明かし新天地選定が可能な最新究極の研究取材用ロケットの開発に着手した、モリューニョはその操縦を任されたパイロットなのだ
 モリューニョは仮に宇宙でロケットが停止した闇の中でも僅かなラーダー光線と言う目に見えない光の素子を受けて作動して自力で飛行と冒険が可能、約15cmの小さな体ながら柿の葉博士の頭脳とサザンがキュウのチーム力の結集で生まれたマサシク人類の貯金箱だった
 西暦2310年にロケットが完成、最終調査の結果、打ち上げ場所に国境の海に浮かぶ諸島が選ばれたが、世界的な動乱でこの高い山の草原が再選された。 だがロケットの輸送に大きな問題が勃発したため、その重要な作業に山をも浮かせて移動させるというショーンが抜擢された、、、モリューニョとショーンの出会いだった つづく
 
夢のつづき 49 人類

人類は地球の生物のリーダーなのだろうか、強い国をめざして人類同士でもそれぞれの国が戦い始めた 小さな戦火、大きな大戦で多くの犠牲者が出てしまった世界規模の食糧不足で人類は衰退していった 動物や植物にも急速な異変が起こり、ますます怪しい地球に変貌しようとしていた 

モリューニョの打ち上げには推進用ロケットと発射台、燃料、機材が必要だった、ショーンは戦火の中を高い山の草原にコツコツ運び込んだ、、、
 
夢のつづき 50 鳥類と魚類

青いトラを頂点にした生態系の高い山の草原に異変が始まった 鳥類が昆虫や穀物を求めて集まりだしたのだ、彼らは人類の戦いを避けながら環境に適合して進化していた 魚類は海水汚染でプランクトンやクラゲは徐々に水面から浮上しはじめた それを餌としていた魚類も急速に進化し、飛び始めたのだ 鳥類にとって海面に浮上した魚類は人類と麺類の関係に等しかったのだ やがて大型の魚類も飛ぶ進化を遂げたのだ
 鳥たちが集まる場所には何かがあるということで当局からの調査が入る場合が多くロケットの発射計画に支障が出る可能性が大きくなる、ショーンは急いだ、基地はほぼ移動完了、残すは打ち上げ用のロケットだけとなっていた しかし意外にも、甲殻類も進化していたのだ
 
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